現在、私は36歳。絶賛妊活中です。
妊活を始めたのは約2年前。最初は自己流のタイミング法からでした。
「30歳を超えてもタイミング法で本当に赤ちゃんができるの?」
「いつまでタイミング法を続けたらいいの?」
「どのタイミングで不妊治療クリニックに行けばいいの?」
妊娠を望む女性にとって、日を追うごとに自然と沸いてくる疑問だと思います。
実際、私もそうでした。
今回の記事では、「30歳を超えてからのタイミング法の成功率や実際にクリニックで指導されること」など、医学的なデータと自身の体験談を合わせて書いていきます。
ぜひ最後まで読んでいってください。
30歳を過ぎてもタイミング法で妊娠は可能?
30歳というと、結婚でも妊娠でもなにか一つの区切りのように感じますよね。
かく言う私も、10代のころは「30歳までに結婚して子供を産む!」なんて、当たり前のように想像を膨らませていました。
現実、30歳のころは仕事に追われ、妊娠どころか、結婚すら程遠いものでした。
年代別の自然妊娠率データ
次の表は、「1年間避妊をせずに性交渉した場合の妊娠率」について、年齢別にまとめたものです。
| 年齢 | 妊娠率 |
| 20~24歳 | 86% |
| 25~29歳 | 78% |
| 30~34歳 | 63% |
| 35~39歳 | 52% |
| 40~44歳 | 36% |
| 45~49歳 | 5% |
※参考:M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition
これを見ると、30代での自然妊娠は可能性はあるものの、35歳以降だんだんとその確率が下降傾向にあること、45歳以上では5%にまで下がってしまうことが分かります。
タイミング法は何カ月まで試す?
では、タイミング法はどのくらい続けるべきなのでしょうか?
日本産婦人科学会では、
妊娠を希望する健康な男女が、避妊をせずに性交渉を続けても、一定期間(一般的には1年)妊娠しない状態を不妊と定義しています。
さらに、
「およそ1年をめどに次の治療のステップに移行を勧めた方が望ましい」
「女性は、35歳以上は有意に妊娠率が低下するので、タイミング療法を6ヶ月間試みても妊娠に至らない場合は専門家の受診を考慮するべきである。」
との記載があります。
やはり「35歳」という年齢が行動の仕方を変えるべき一つの区切りとも言えるのかもしれません。
34歳で妊活を始めた私の体験談
ここでは、私の実際の体験談について書いていきます。
ちょうど35歳という区切りに近づいていた私。何から始めたのかを書いていきます。
最初の半年間は自己流タイミング法にチャレンジ
まずは、ほとんど知識のない中で自己流のタイミング法を始めました。
具体的には、
・基礎体温をつけはじめた
・体温をアプリに記録して、排卵日を予想した
・予想排卵日に合わせて、排卵日2日前~当日を狙ってタイミングをとった
これを約半年間しました。
ですが、結局妊娠に至ることはありませんでした。
半年後に不妊治療クリニックに行くことを決意
その時すでに35歳になっていた私は、家から近くて通いやすい不妊治療クリニックを探し、まずはいったん相談に行ってみることにしました。
正直、不妊治療クリニックは敷居が高かったし、もう少し自分たちでタイミング法を続けてみても…といくことに迷う気持ちもありました。
けれど、自分の年齢と夫の年齢を考え、とりあえず行ってみることにしました。
「初回カウンセリング」という予約枠があり、
「初診」という枠でなかったことも行きやすかったのかもしれません。
人工授精後、早めに体外受精にステップアップ
そこで、まずはいろいろな血液検査。
妊娠するために必要な検査はほとんどしたことがなかったので、そこで初めて知ることもたくさんありました。
例えば、風疹の抗体の有無、AMH(卵巣年齢)など。
この時、クリニックに行って知ることができて本当に良かったと思いますし、むしろ独身の時に早めに行っておけばよかったと思いました。
クリニックでのタイミング法を数回行った後、すぐに人工授精にステップアップしました。
私の場合、人工授精は3回。3回目でめでたく妊娠するも、心拍確認前に流産。
その後、体外受精にステップアップしました。
その時の詳しい話は別の記事にまとめています。
タイミング法で妊娠を目指すために必要なこと
実際、私はタイミング法で妊娠することはできませんでした。
タイミング法で妊娠検査薬が陽性になったことは一度もありません。
赤ちゃんを授かることって、本当に奇跡です。
偶然の連続が重なって奇跡が起こります。
逆に言うと、「簡単なことではない」ということです。
実際に私がお医者さんから指導されたことや周りの妊娠した友人が実践していて真似したことなどをお伝えします。
アプリだけでは不十分!? 排卵検査薬の活用
妊娠を目指すためにまずアプリをダウンロードする方が多くいるのではないでしょうか?
私も、ルナルナやLaluneのアプリを活用して、体温を付けたり、生理周期を確認したりしています。
最初はアプリの予測排卵日をもとにタイミングをとっていました。
が、病院に行ってびっくり。
私は人より排卵日がかなり早めで、アプリでの予測排卵日と大きくずれていました。
今までアプリばかりを当てにしてタイミングをとっていたのに・・・。
この落とし穴にはまる人は結構いる気がします。アプリでは今までの生理日などからAIが排卵日を予想して表示されるみたいなのですが、外れていることも多々あります。
そんな時に便利なのが、排卵検査薬!
排卵検査薬は、見た目は妊娠検査薬に似ているのですが、使用目的が違います。
排卵検査薬は、排卵日を教えてくれます。
排卵日が近づいている、もうすぐ排卵日というサインが分かる!そこで、タイミングを持つようにします。
これは不妊治療クリニックの先生からも使用を推奨されました。
もちろんクリニックでのエコーや採血が最も確実なのですが、自己流でタイミングをとる方やその月だけ忙しくてクリニックに通えない。というような方にはとてもおすすめです。
病院での確実な排卵日の特定
先ほども書いたのですが、タイミングを見極めるうえでやはり一番確実なのは、クリニックです。
私の行っていた最初のクリニックでは、エコーで卵胞の大きさを確認してくれていました。
卵胞は約20mmになると排卵するそうで、だんだんと大きくなってくると、お医者さんが何日に排卵しそうだよ。と教えてくれます。
そして、「この日にタイミングをとってね」とタイミング指導をしてくださります。
あとはもう体調を整えて、その日にタイミングをとるのみです😊
夫婦二人三脚で妊活に取り組む
そうなると、問題は夫婦間の協力ですよね。
よく「タイミングを夫に伝えるのが気まずい」「自分からは言いずらい」という話を耳にします。
私の場合は、クリニックに行く前から夫に相談し、カウンセリングにも2人で参加するなど夫を巻き込むことで、二人の問題として捉えてもらうようにしていました。
少し機械的になってしまうけど、そこは割り切って、クリニックの診察後、LINEで診察内容を伝えるようにしていました。タイミングのこと以外でも毎回。
そうすると、タイミングのことを伝えるのも当たり前になるので、気まずさみたいなものはありませんでした。
それでも言いづらい場合には、アプリの共有などをしてタイミングを伝えてみたりするのもいいかもしれません。
どちらにせよ、「子供が欲しい」という想いは2人共通だと思うので、女性が一人で抱え込むことなく、なんでもパートナーに伝えられる環境を不妊治療の開始のときから作っておくことが大切な気がします😊
35歳以降はどうする?ステップアップの目安
人工授精や体外受精を検討するタイミング
人によって健康状態も、生活環境も全く違うので一概には言えませんが、不妊治療を経験している個人としては、早いに越したことはないと思います。
不妊治療を始めてから「あと1歳若ければ」「あと1年早ければ」と何度思ったことか。
不妊治療では1歳の差がかなり大きく感じます。
特に35歳を超えてからは。
私は34歳で不妊治療を始めたので、当時は「まだ大丈夫」と軽い気持ちでいましたが、今となってはもっと早いうちから取り組んでいえばと思います。
特に将来的に2人欲しい、3人欲しいなどの願望がある場合には、早く始めて後悔することはないと思います。
とはいえ、自然妊娠で授かりたいと思うことはいたって自然な感情です。
夫婦で話し合い、期間を決めて取り組むのがおすすめです。
例えば、「半年間で妊娠しなかったらステップアップする」とか「人工授精は5回までにする」とか。
そうするとその都度迷うこともないし、それまでにできたらハッピー、できなかったらよし頑張ろうと前向きに進んでいけるのではないでしょうか。
早めに病院に行くメリット
ステップアップは期間をきめて進めていくとして、病院に行くのにも期間を決めることは必要でしょうか?
私の答えはNOです。
病院(不妊治療クリニック)は、妊活を始めようと思ったその時に、早めに行くことをおすすめします。
自分では健康体だと思っていても、調べてみて分かる自分の体の特徴や個性ってたくさんあります。
そして、未知です。
私も初めは「まさか私が不妊だなんて」「私とは関係ない」そう思っていました。
でも、調べてみて焦ったこと、ショックだったこと、後悔したことがあります。
もっと早く知っていれば、って思ったことも。
早めに行ってもデメリットはほとんどありません。初診のお金がかかるぐらい?
でも、無料カウンセリングや検査代のみで相談に乗ってくれるクリニックも多くあります。
私の時は、初回カウンセリングにかかった費用は、検査代のみでたったの1000円でした。
そのおかげで不妊治療に取り組むことを決心できたし、自分の体のことも知れました。
1度も不妊治療クリニックや婦人科で検査をしたことがない方は是非一度行ってください。
行ってみると意外と敷居は全然高くないですよ😊
まとめ
・30代でもタイミング法は可能性がある→ただし、排卵日をしっかり見極めることが大事。妊娠は奇跡。
・35歳を区切りに妊娠率は顕著に下降。
・期間を区切って取り組むことが大切
・まずは無料カウンセリングやブライダルチェックを。
30歳以降でも妊娠は十分可能だということが分かりました。でも同時に、年齢による妊娠率の違いも。
まずは自分の体の状態を知り、自分や家族のライフスタイルに合わせて、計画的に妊活を進めていくことが大事ですね。
子供を望むすべての方に幸せが訪れますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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