低AMHと知った日
AMHの値が1以下(0.79)だと知ったのは、1個目の不妊治療クリニックでの検査でした。
それまでAMHという言葉さえ知らなかった私は、突然言われた先生の言葉に頭が真っ白になりました。
先生「他は全部正常なんですけどね。このAMHっていう数値が、低いんですよね。目安で言うと、43歳相当なんです。」
私「え??これって、今日たまたまとかじゃないんですか?生理周期とか…」
先生「それが、この値は大きく変動するものではないんですよ。多少の誤差はありますが、変わっても少しなので、今後急に数値が上がることはないですね。」
私「じゃあどうしようもないってことですよね…。分かりました。」
先生「いきなりでびっくりしますよね。でも、卵巣年齢というのは、今ある卵子の数を予想して表した数値で、妊娠率は年齢に依存しますから。妊娠できないってことじゃありません。ただ、少し急いだほうがいいかもしれません。」
35歳なのに、43歳?もうそんなに卵が残ってないってこと?
それまで、生理は順調でしたし、婦人科系の検査に引っかかったことはありませんでした。
生理痛も人並みで、むしろ軽い方だったんじゃないかなと思います。
なので、まさか不妊治療最初の検査でこのようなことが分かるとは、全く予想していませんでした。
「AMH=妊娠率」ではない
帰り道、パニックになりながらもスマホで「低AMH 妊娠できる?」とネットで検索しまくりました。
ほとんどの記事には、
「AMH=妊娠率」じゃないということが書いてありました。
- 卵子の“残り数”の目安であって、
- 今ある卵の“質”とは関係ない
少しだけ安心できました。
でもだからと言ってショックが消えるわけもなく、その日はかなり落ち込みました。
そして、「時間は限られてるんだ」「今のうちに何とかしなきゃ」という焦りもどんどん強くなっていきました。
NAC日本橋での再検査
初めてAMHの検査をしてから半年後、NAC日本橋に転院したタイミングで、改めてAMHの検査をしていただきました。
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AMHは0.45。さらに低くなっていました。
「望みはありますか?」と伺ったところ、
先生「なるほど、低いですね。まあ今回は流産後すぐなので、参考程度ですよ。でも、確かに低い。準早期閉経ですね。急に生理が終わっちゃう人もいるし、低い値をしばらく維持して、閉経。ということもあります。」
と。
うーん私はどっちなのだろうか。どうか後者であってくれ。と願うことしかできません。
まあとにかく再出発に向けて頑張っていきましょうということで、体外受精の話や卵子凍結の話を伺いました。
まとめ|AMHが低いからといって、あきらめる必要はない
たしかにAMHの低さは不安だし、事実として受け止めるべきこと。だけど、
それだけで「妊娠できる・できない」が決まるわけじゃないことが分かりました。
最初は、「終わったかも」と絶望しかけました。
でも調べて、話を聞いて、時間はかかっても「自分の可能性を信じてみよう」と思えるようになりました。だから、今ある時間でできることを大切にしようと思っています。
実際、低AMHで妊娠・出産した人もたくさんいますよね。
AMHはあくまで「目安」。
落ち込むよりも、まずは今どんな選択ができるかを考える方が、きっと未来につながる気がします。
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